「土日祝日は絶対に休みです」
「休日出勤もありません」
こんにちは、横浜メガネ(@yokohamamegane)です。
先日、ある学校で学生を対象とした就職イベントがあり、出席する機会がありました。
冒頭のセリフは、学生からの質問を受けた、ある企業の担当者の回答です。
イベントでは、10社ほどが自社のいいところを話し、学生からの質問を受けていました。
まぁどこにでもあるような内容のイベントです。
学生からの主な質問は、
・給料
・勤務形態
・福利厚生
・残業時間
・休日出勤
がメインでした。
学生なので、質問の内容に偏りが出てくるのは仕方ないことだと思いましたが、ちょっと疑問に思ったことがあります。
「有休が取れてるかは聞かないのかな」
僕が勤めてから思っているのは、給与や残業時間も大切だけど、それと同等に有給休暇の取得率も大事だということです。
給与や残業、福利厚生などばかり気にして、就職、もしくは転職後に休みが取れなくて悩む方や退職されてしまった方を何人か知っています。
この記事では、就職だけでなく転職する際にも、有給休暇が取得できているかを聞いたほうがいい理由をお話ししていきます。
Contents
有給休暇は、労働者に認められた権利。
まず、有給休暇は働いている方全員に認められた権利です。
正社員、8時間雇用じゃないと有給休暇を付与されないと思っている方がいますが、それは間違いです。
一定の条件を満たしていれば、誰もが公平に付与されます。
その公平に付与される有給休暇は、企業によって取得率が違うことが多いです。
取得できない理由は、さまざまありますが、1つ言えることは、
「有給休暇が取得できない企業には、いろいろと問題があることが多い」
です。
就職、転職する前に有給休暇の取得率か取得日数は知っておいたほうがいいです。
次から、その理由を話していきます。
有給休暇の基本については、下記記事にて詳しくお話ししていますので、興味ある方は確認してくださいね。
有給休暇取得のための基本。付与日数等、損をしないために知っておきたいこと。
有給休暇の取得率を気にしたい理由。
上記でお話ししたとおり、有給休暇は誰にでも平等に付与されます。
新人だから付与されないなんてこともありません。
だからこそ就職や転職するときに、有給休暇の取得率、もしくは平均取得日数は知っておいたほうがいいです。
取得率が高いと、人手が不足していない。
有給休暇が取得できない多くの会社が、人手不足が理由で有休消化ができていません。
逆に、有休をしっかり取得できている多くの企業が、人手不足で悩まされていない、もしくは取得してもギリギリ大丈夫な会社が多いです。
有給休暇の取得率で、仕事に対する人数が適正かどうかを判断することも多少はできます。
就職した後、激務にさらされるかどうかの判断材料になります。
取得率が高いと他の休みもしっかり取れている。
週休2日なんて、求人票に当たり前のように書かれています。
今の時代、週休2日は当たり前です。
ですが、求人票に週休2日と書かれていても、それが完全に実施されているのか、もしくは書かれているだけで休日出勤が常態的にあるかは、働いてみないと分からない部分でもあります。
でも、有給休暇の取得率、もしくは平均取得日数はの高い企業は、基本的に休日出勤はありません。
繁忙期に休日出勤がある場合もありますが、常態的に休日出勤はないです。
普通に考えて、有休を取得させておいて、高い単価となる休日出勤をさせるなんて、正しい経営ではありません。
今後有休の取得が義務化された場合、上記のように取得後に休日出勤、もしくは取得後に休日にタダ働きさせる会社が出てくるかもしれません。
そうなると、勤めてみないと実態は分かりませんが、長く勤めるべき会社ではないです。
上司が有給取得に理解がある。
有休の取得率が高いということは、上司が休むことに理解がある方が多いということにもなります。
有休の取得率を下げる原因の一つに、上司の存在があります。
有休に理解のない上司の場合、申請をしても拒否される、もしくは嫌な態度を取られるなんてこともあります。
取得率が高ければ、そんな上司がいないことが想像できます。
有給休暇取得を拒否もしくは理解のない上司が意識を変えると、職場が変わる。
有給休暇に対して職場の雰囲気がいい。
有給休暇の取得率を下げる原因のもう一つに、職場の雰囲気があります。
これは人手不足にも関係してきますが、人数の不足している職場では、休まれると仕事が自分に回ってくるので、それをイヤがり雰囲気が悪くなってる職場があります。
休みたくても休みにくいのは、イヤですよね。
何年もそんな状態が続くと思うと、げんなりしてしまいます。
年齢を重ねれば、有給休暇の取得は必要になる。
たまに若い人が、
「週に2日休めれば、有休なんて取れなくてもいい」
なんてことを言う方がいます。
確かに、若い頃は体力もありますし、独身の方も多いと思いますので、必要ないと思うかもしれません。
ですが、将来必ず必要な時が出てきます。
子どもの体調不良で休まないといけない、自分自身の病気や怪我、妻や夫との休みが合わず有休が必要になる、その他にも必要になるときはたくさんあります。
そんなとき、有休が取りにくい会社より、取りやすい会社のほうが絶対にいいですよね。
今まで気にしていなく、有休を取得することもなかったので、取り始めたときに居心地の悪さに気付きます。
有給休暇は使わなければ損。
先ほどもお話ししましたが、有給休暇は誰にでも平等に付与されます。
僕は年間20日以上取得します。
8時間雇用なので、20日なら年間160時間仕事をせずに、働いたときと同じ金額をもらえています。
「損得じゃない」
と言われる方もいるかもしれませんが、有給休暇は取らなければ損だと思っています。
同じ金額がもらえるなら、働かずにもらいたいです。
休んだ日に休養してもいいですし、どこか遊びに行ってもいいです。
仕事だけの人生ほど、つまらないものはないと思っています。
まとめ。有給休暇が取れない会社は、やめたほうがいいかもしれない。
就職、転職する際に、有給休暇の取得率は事前に調べておくか、面接時に確認することをおすすめします。
給料がよくても、休めなければ、人生楽しくはないです。
休めなければ、行きたいところ、やりたいことができないなんてことも必ず出てきます。
給料や残業などと一緒に、ぜひ有給休暇の取得率も聞いてみてください。
では、また〜。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
この記事が少しでも参考になったらうれしいです。
この記事を投稿後、TwitterのDMで、「有給休暇の取得率なんて聞いたら、落とされそう」などのメッセージをいただき、それに対しての僕の考えを記事にしました。