こんにちは、横浜メガネ(@yokohamamegane)です。
今朝通勤途中の電車内で、高校生がこんな話をしていました。
「特に進学してやりたいことがあるわけではないから、大学受験やめて就職しようか迷う」
「マジ?俺は逆。働きたくないから、今更だけど受験したいと思ってるよ。頭の中身変えよーぜ(笑)」
聞いていて「『中身変えよーぜ』はおもしろいな」と思いながら、「迷え、迷え」とも思っていました。
進路を決めるんだから迷うのが普通。
最初に言いたいことを話します。
進学と就職で迷っているなら、迷うべき。とことん迷ってほしい。
そして、決めるときは頭で決めないほうがいい。自分が「やりたい」と思ったほうで決めるべき。
気持ちに素直になって決めたほうがいいです。
進学か就職か?
僕も、高校生の時に同じことで迷ったことがあります。
子供の頃からの夢だった消防官試験(公務員試験)の模擬テストの結果が悪く、諦めたときです。
そんな時に先生から、大学受験の推薦枠に入れることを聞かされて迷いました。
迷ったと言っても少しだけ。数日悩んで、就職を決めたぐらいの迷い。
僕は、大学に行ってやりたいことがあったわけではなく、目的のない勉強をすることが「行くだけ無駄」だと思っていました。
だから、「就職してお金を稼いで、何かやりたいことが他にできたら、転職すればいーや」って、そんなふうに考えていたんです。
だから、数日考えて、自分の気持ちに素直に従っただけ。
就職した方が、楽しいと思えたんです。
周りはそうではなかった。
だけど当時の僕の周りには、僕と考え方が逆の人が多かったです。
「やりたいことがないから、それを探しに大学に行く」
こんな友達が多かった。
でも、僕としては
「わざわざ高い金払わなくても、働きながらでも探せるんじゃね?」
って、思っていました。
目的もないのに、大学に行って勉強するのが無駄に思えて仕方なかったです。
就職し、1年で退職。
就職先は、密かに憧れていた航空業界。
倒産する心配のない企業に就職し、周りからは「安泰だね」と言われてました。
当時は僕自身も、そう思ってました。
毎日羽田空港まで行き、働き、思っていた通りに自分で稼いでいた。
それが楽しかった。
見るのも、聞くのも、触るのも全てが初めてのものばかり。楽しくないわけがない。そしてお金がもらえる。
最高に楽しい毎日だった。
だけど、仕事に慣れた頃に思ってしまった。
「もし、消防官になっていたら、違った生活だったんだろうな」って。
そう思うと止まらなくなってしまいました。
「一生この仕事でいいのか?」
「やり直すなら今だよ?」
こんなことを、毎日頭の中で考えていました。
僕が大学に行きたくなかった理由、
「目的のない勉強をするのが嫌だった」
叶えたい夢があるなら、勉強をする目的になる。それなのにやらないのは、ただ夢から逃げるための言い訳なんじゃないかと思ってしまった。
「このまま勤めていれば安泰だよ、親も安心だよ」
誰もが考えるであろうことを、思いながらも、僕は「やりたい」方を選ぶことにしました。
10年頑張って、夢叶わず。
結果は、上に書いた通り。頑張っても叶わなかったです。
でも、僕は間違った選択をしたとは思っていません。自分で選んだ道です。
「やりたい」と思ったことを選択したから、楽しく過ごせたわけですし、今も十分に楽しい。今の仕事も、辛いときはあるけど好き。
やりたいことをやらなければ、自分自身が成長することもなかったでしょうし、出会うこともなかった人達もいたはず。
そして、今の僕もいなかったはずです。
おわりに。
迷っている人に言えることは、「迷いに迷えばいい」です。そして最後は、自分の素直な気持ちに従えです。そして、それを後悔しないように一生懸命やる。それだけです。
いつからだって、遅いなんてことはない。
やり直しはいつだってできます。
無駄なようなことも、無駄ではない。遠回りに思えてしまうことも、遠回りではないこともあります。
僕なんか、365日分遠回りしましたからね。
それでも、他の人が経験していないことも経験できてますし、プラスだと思っています。
10代なんて若い。20代だってそう。
迷って違う道に進んだとしても、すぐに修正なんてできてしまう。
大学行って自分探しするも良し、就職して転職するも良し、そのままいるのも良し。
迷って迷って、迷いまくって、最後にやりたいと思ったことが、あなたにとって正しい道なのだから。
では、また〜。
今回も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
BT×