こんにちは、横浜メガネ(@yokohamamegane)です。
『あなたの長所と短所を教えてください』
と、面接で聞かれたらあなたならなんて答えますか?
自分が遠い昔に公務員試験を受けていた時、どの試験でもほぼ間違いなく聞かれた質問です。
一見簡単そうで難しい質問です。
短所を如何に長所に変えれるか、もしくは短所を克服するよう努力していることを伝えることが重要になってくるんです。
上の重要なことは
『そのまま短所を話しても良いことない』
と、通ってた専門学校でも言われていたし、本屋で売っている面接対策本なんかもどれを読んでも同じようなことが書いてありました。
でも『なんか違うな』って思ったんですよね。
みんなと同じ…。
面接を受け始めたばかりの頃は言われた通りに話してました。
でも、『なんか違う』って思うようになったんですよね。
なぜ思ったのかを話すと、実際に面接を受けた時の面接官の反応がイマイチだったんです。
長所と短所を聞かれた時って、短所から話して長所に繋げるのが普通だと思います。
面接官の1人が明らかに
『ふぅ、またか…』
みたいな表情をしたんですよ。
その後は、話も広がらず『分かりました』の一言で終わり。
終わった後に思ったのは『そりゃそうだよね、何十人も同じような話し方だったら思うよね』
面接が良くできたかとかよりも、そこだけが気になってました。
短所の意味。
短所ってなんなんでしょうね。
当時辞書で調べた記憶があります。
今ネットで調べるとこんな風に書かれてます。
劣っているところ。欠点。また特に、人の性質などのよくない面。
うん、まんまだね。
昔と変わらず思った通りの結果をありがとう。
まぁ、こんな感じで書かれている通り誰もが持っているもので、短所のない人なんていないでしょうね。
なので面接で聞かれる理由は、短所を聞きたいのではなくその先を知りたいんです。
長所と短所を聞く理由。
例えば客観的に自分を見ることができ、そして短所を見つけることができるか。
そして、それをどのように克服することができるか。
あとは嘘をついていないか。
ここを見ているのではないかなと思います。
当時これが当たりだとすると、どうしても薄っぺらい言葉しか出てこなくなってしまうことに気づいたんですよね。
そうなると困ったことに当たり障りのないものしか頭に浮かんでこなくなるんです。
誰もが話すと思うことしか出てこない。
それは誰もが簡単に思うことであって、簡単に改善話できることなんですよね。
自分は短所というものを、それまで短所として認識して本気で改善したことがなかったので。
平たく言うと、うわべだけの薄っぺらいウソしか話すことができなかったです。
出会った言葉。
長所と短所の答えに悩んでた時に言われた言葉があります。
『日本人は短所を改善するのが上手いって言われているけど、日本に来てから思ったのはそこに力を入れ過ぎるてるからだって分かったよ。短所改善するより、長所を伸ばした方が良い』
この言葉、助っ人でよく行っていたサッカーチームにいたスペイン人が言ってました。
海外的な考え方だと凄く思ったことを覚えています。
一緒にご飯食べたりすると必ず言っていたので覚えちゃいました。
聞いて確かに一理あるなと思いましたね。
全部が全部ではないですが、短所を改善しても長所にはならないんですよね。
平凡なんです、平凡。
全ての短所を改善出来るってなら、それは長所になるかもしれませんが現実的に厳しいです。
もし、そんな人がいるならパーフェクトマンです。
人と違うとこを出したいなら長所を伸ばすしかないんです。
短所を改善するには時間がかかります。
長所を伸ばすにはそれよりも時間はかからないです、だって自分が得意な部分ですからね。
自己分析の大切さ。
遠い異国のエスパーニャに悩みを解決してもらえるとは思いませんでしたね。
ちなみにこのスペイン人、カタコトの日本語でした。それを分かりやすく変換してあります。
初めて聞いてから悩まなくなりましたね。
短所は短所であって、長所は長所と別物と考えるようになりました。
長所に繋げる必要はないんです。
短所があるからダメなわけではないです。
改善できないからダメなわけでもないです。
それもその人の個性と思えば良い。
短所と長所をしっかりと自己分析ができていて、それを強みにできればれば良いと思います。
改善することに力を入れて時間を取られるぐらいなら、長所を伸ばすことに時間を使うべきです。
改善しないのはダメ。
もちろんですが、全く改善しないのはダメですよ。
自分の中でマイナス要因でも、致命的なマイナス要因にならなければ良いんですよね。
自己分析をすることによって、長所も必ず見えてきます。
それを活かすためにはどうすれば良いかを考える必要がありますね。
そしてその為に短所をどう改善するかを考える。
そうすると何をすれば良いかが見えてくると思います。
短所が多い…。
当時、面接の時に長所と短所を話した内容を覚えている限りで紹介しますね。
『他の人と同じような短所になりますが、たくさんあります。
例えばマイペースで集中して時間を忘れてしまうことです。時間を忘れないように腕時計や携帯電話のアラームをセットするようにしています。他にもお節介なところや心配性などたくさんあります。もちろん改善もしていますが、なかなか改善できないところもあります。
努力して改善できないところは仕方ないと思って長所を伸ばすように頑張っています』
『自分の長所は広く物事を見ることができることです。
短所を多く認識しているのもこのことによるものです。認識することができれば予防することもできます』
『短所は短所として理解して、他の長所も含めて伸ばす方に時間を使っていますし、これからもそうしたいです』
ちなみに、これ模擬面接の記入シートが残っていたのでその時の文面そのままです。
本番でそのまま言えたかは覚えていませんが、専門学校での模擬面接では凄くダメ出しされました。
そんなこと言ったらマイナス要因にしかならないと言われました。
でも、同じようなこと本番で話しちゃいましたね。
試験の結果。
この長所と短所を話した公務員試験の結果は3つ中2つ合格。
薄っぺらい方は3つ中1つ合格。
中途半端な結果なので当たりかは分かりませんが、面接官の食いつきは良かったです。
『短所の改善はそこそこにして長所を伸ばすのに時間を使いたいなんて面白いこと言うね、初めてだよ』って言われたことを覚えています。
そこは合格しました。
ただし、合格したところ全てが自分の第一志望ではなかったので辞退しました。
まとめ!
短所を放置するのは良くないことです。
ですが、それに時間を使いすぎるのもどうかと思います。
面接での長所と短所になると分かりづらいかもしれませんが、スポーツや勉強、仕事でイメージすると分かりやすいと思います。
はい、イメージしてみましょう。
どうです?平凡になってしまいませんか?
何をするにも長所を伸ばしておいた方が、どのフィールドにいても生き残れると思います。
では、また〜。
今回も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
追伸
面接などで話すときは自己責任でお願いします。