「子供の面倒見て偉いわね、イクメンね」
「お風呂入れてるなんて、イクメンですね」
子供のいる男性なら、一度は「イクメン」と呼ばれたことがあると思います。
僕も言われたことありますが「イクメン」てっ言葉が凄く嫌いです。
初めて言われたときに、なんだか違和感を感じ、それ以降、言われるのが本当にイヤなんです。
育児をする男性が増えることは、いいことだと思います。
でも、「イクメン」って言葉は必要ないのではないのかなと思っています。
この記事では、なぜ言われるのがイヤなのか、そして必要ないと思っているのかをお話しします。
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「育てている」って言葉がしっくりこない。
僕には3人子供がいます。
全員男の子です。
「男の子3人育てるの大変」って、よく言われます。
でも、正直分からないんですよね、女の子を育てたことないので。
そして、育てているより一緒に成長しているって感じです。
実はずっと、「育てている」ってフレーズがしっくりきません。
「なんでだろ?」
と考えると、答えは出てこないです。
でも、
「一緒に成長している」だとしっくりくる感じがしています。
子供が生まれると、本当に初体験のことばかりです。
ミルク作ったり、げっぷさせたり、お風呂に入れたり、オムツ変えたり、病院に連れて行ったり、他にもたくさんありますが、初めてのことばかりです。
子供も親も、不慣れだったことがだんだん慣れてきて、そしてまた新しい体験をしていくことの繰り返し。
これも一緒に成長していることなんだとと思います。
叱ったりした時は、大抵後悔してしまいます。
「もう少し違う叱り方があったなぁ」とか。
これも一応成長なんだと思っています。
多分「コレ」って言う正解はないんだろうけど、「父親ってこんなものなのかな〜」って、思っているので、育児をしている感じはないです。
子供がいると毎日が新しい発見の繰り返しで楽しいですよね。
寝返りうった、ハイハイした、立った、歩いた。喋った、新しい言葉覚えた…などなど。
今はそんな年齢ではないから、新しいことが出来たりするのがメインになりますが、そんな些細なことが楽しいです。
一緒になって楽しむことって大切なんだと思います。
親が楽しんでいないと、子供ってすぐに分かるものなんですよね〜、不思議と。
子供に合わせることって疲れること多いけど、一緒にやって楽しんでの一つずつが子供達にとって大事なのかなって、思います。
それが、思い出や経験になって成長していく。
親にとっても、子供にとっても。
やっぱり僕には育ててるよりも、「一緒に成長している」がしっくりきます。
「イクメン」って言葉が嫌い。違和感しかない。
だからなんでしょうけど、前々から「イクメン」って言葉が嫌いです。
特に他人から言われるのが、ホンット嫌い。
僕は仕事で朝早く出勤して、夜遅くに帰ることが多いです。
だから、妻がメインで子供に関わってます。
世の家庭の多くが、育児のメインは母親で、男性は女性と比べて圧倒的に時間が少ないです。
それなのに、少し家事をしたり、男性は子供と遊んだり、面倒を見てるとイクメンと呼ばれる。
たったそれだけですよ。
それだけで、イクメンなんて呼んでもらえるんです。
でも、そんな女性をなんて言うんですかね?
ないですよね、僕は聞いたことがありません。
女性にとって、子育ては当たり前のことなんですか?
違いますよ、絶対に。
仕事帰ってきてからの数時間、休みの日の数時間、それだけで父親には「イクメン」なんて、かっこいい称号がもらえる。
でも、女性にはないです。
僕は子供と接する時間が、妻と比べて少ないと思う思っています。
日々頑張っている妻が何も言われなくて、それなのに「イクメン」なんて呼ばれてよろこべるわけありません。
もし、妻より接する時間が多かったとしても、「イクメン」なんて呼ばれたくもないです。
子供がいて面倒を見る、育児をする、一緒に成長する。
そんなの当たり前です。
当たり前のことに称号を与え、そしてその称号をもらった人よりも頑張ってる人が近くにいるのに、何も感じない、もしくはよろこんでいるならどうかと思ってしまいます。
正直、「薄っぺらいな」と思えてしまいます。
おわりに。育児は男性もして当たり前のこと。育児をしながら「父親」として成長していく。
イクメンって言葉が、育児に積極的に参加しなかった男性を、参加させるようにしたことはいいことだと思います。
でも、イクメンと呼ばれてよろこんでいるうちは、本当のイクメンではないような気がします。
普段やっていなかったことをやり始め、それを褒められたからよろこんでしまうのかなとも思います。
子供たちが親になる頃には、イクメンなんてつまらない言葉がなくなっていてほしいです。
そのためには、子供たちと接する時間を夫婦で考え、そして社会全体でも考える必要があると思います。
では、また~。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
この記事が少しでも参考になったらうれしいです。