こんにちは、横浜メガネ(@yokohamamegane)です。
僕の前任の支店にAさんって人がいます。
彼は他部署の同じ役職。
知り合って5年ちょっとになりますが、お互いサッカーをやっていたこともあって仲がいいです。
ただ、彼とは仕事に対する考えかたや部下に対する考えかたが違って、衝突することが多くあります。
部下からの電話。
先日Aさんから誘われて、久しぶりに仕事終わりに会ってきました。
前任支店の仲のよかった人が5人集まっての食事会でした。
まぁ、そこには僕のブログにたまに登場するT中さんもいたんですが、今回はあえて登場させません。
程よく楽しんでいた時に、Aさんの携帯が鳴りました。
部下からの電話で、分からないことがあって電話してきたそうです。
結局はAさんでなければできないことのようで、「翌日にやるから触らなくていい」と話していました。
実はその電話の前にも、違う部下2人から電話があって同じように話していました。
でも仕事の内容を聞くと、わざわざAさんがやる必要のないものだったんです。
たくさん経験させる。
冒頭で話した考えかたの違いというものの一つが、上記のようなこと。
自分でやらなくてもいいことを、自分でやってしまう。
そこが僕には理解できないんです。
僕のスタンスは、できるだけ多くのことを経験させること。
もちろん相手の抱えている仕事量と力量を見ての判断をします。
これをやらないと、デメリットしかないと思っています。
デメリット。
上司が部下のできる内容の仕事をやってしまうと、いつまでたっても経験することができません。
経験することができなければ、育つこともありません。
育たなければ、次のランクに行くことができない。
いつまでも同じ場所にいるしかなくなります。
でも人って、いつまでも同じ場所にいることができないです。
そうすると、段階を踏まずに飛び越します。
最初はいいです。
ですが、数年後に飛び越した先が不安定に思えて自信がなくなってきます。
本来やるべき土台を、しっかりと作らせてもらえなかったのが理由ですね。
そして転勤や部署異動があった時に、自信のないことが大きく見えてしまいます。
そして、自信がないことで必要以上に確認する、時間がかかる、できない奴だと自分でも思い始めてしまいます。
順番が大事。
これ、僕自身の話です。
もう、何年も前の話ですけどね。
昇任して部下ができても、やったことがないことを聞かれても答えられないのがイヤでしたね。
それが積み重なってくると、指示を出していることも正解なのかが分からなくなってくるんです。
でも、そのままだと良くないので聞かれたら分かる人に聞いて答えて一緒にやるの繰り返し。
これしか方法がないんですよね。
おかげで覚えることはできましたが、凄く時間を取られてしまいました。
仕事は覚える順番が大事なことを、身を以て知りましたね。
お互いのメリット。
このことについて彼に話しましたが、いつものように衝突してしまいました。
彼曰く
「俺じゃなくても十分にやれると思うよ。でも、やらすと自分が欲しい時に、数字が出てこない時があると困るから」
聞いて思わず出てしまった言葉が、
「お前はアホか」
でした。
自分からゴングを鳴らしてしまいました。
もし、彼と同じようなことをしている方がいるなら、積極的に新しい仕事もやらせるようにするべきです。
新しいことを覚えさせるときは、教える時間も必要です。
「時間がないから教えるのに躊躇する」
なんて人もいるかもしれませんね。
でも、教えた後のことを考えたら、最初の時間なんて大したことないですよね。
部下は成長し、自分は違うことができる。
お互いにメリットがあります。
チームとしては、こちらの方が正常ですよね。
まとめ。
チーム全体のレベルを上げるなら、全員のレベルアップをすることに力を入れます。
強力なリーダーがいても、たかが知れています。
1人では、できることに限りがあります。
組織としてのレベルを上げるなら、部下のレベルアップは必須です。
自分だけ、経験値を貯めても意味ないですからね。
では、また〜。
今回も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
BT◯
番外編。
Aさんとは、平行線で話が終わってしまいました。
途中で止められてしまいました。
いつも大きな声を出す訳ではないですが、長くて止められてしまいます。
そして、終わった後は何事もなかったかのように、普通に違う話をして盛り上がります。
衝突しても、いつもこんな感じです。
仲がいいのか悪いのか、自分たちもたまに分からなくなる関係です。
本文の中に出てきた「T中さん」は、たまに登場する人です。
匿名でやっている僕のブログで唯一「身バレ」してしまった人です。
よかったら、その記事もどうぞ。